埼玉県小川町〜存続が危ない「内洞沢の棚田」のその後を見に来たら、そこは桜の花園になっていました

 

春の陽気に誘われて、埼玉家小川町へ行ってきました。

254号線のバイパスにかかる中爪という地区で橋の名も「中爪橋」です。

この橋の向こうは嵐山町。小川町との境目です。

 

 

 

中爪橋(なかつめはし)の上から

 

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大勢のみなさんが写真を撮っています。

 

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お目当ては何かと言いますと〜〜〜

 

 

 

内洞沢の棚田です。

 

実は2週間前(3/24(日))にこの棚田を見に行き、

以下の記事をアップしました。

ブログではあまり反響はなかったのですが、同じ内容をフェイスブックにアップしたことろ、

今日の時点で242件のシェアをいただき、

小川町の棚田の状況をわがこととして心配してくれる人がたくさんいました。

埼玉県小川町〜有機農業の里〜内洞沢の棚田の存続が危ない!

ホタルとカタクリの花咲く里山 3/25(月)

 

前回同様、棚田写真家の安井さんの案内で、

写真愛好家や里山ビジネスや投資の専門家、棚田学会の会員(わたしも含めて3人)らぜんぶで9人で、ともかく春爛漫の棚田を見て写真を撮ったりお花見をしようとやってきたのでした。

 

 

 

「内洞沢の棚田」の左側にある山の斜面です。

 

これを桃源郷と呼ばずしてなんというのでしょう。

 

 

白菜や大根の菜の花と桜。

 

この地に居を構えて、何十年も耕してきたSさんは、棚田だけでなく、

山の斜面には野菜畑と、こんな美しい桜と梅の花園を作り続けてきたのでした。

 

 

白菜の上に芽吹く菜の花。

春真っ盛りですね。

 

 

思わず立ち止まって桜に見惚れながら〜〜

 

 

棚田を散策しましょう

 

 

 

水ぬるむ春の田んぼには、生き物や草花の息吹がいっぱい

 

 

 

カワニナ。

清く澄んだ水にしか生息できません。

そして、ホタルの餌になることから、カワニナの住む用水はホタルの舞う里の代名詞です。

 

 

田んぼ仕事の始まりを告げるタネツケバナ。

 

 

 

脇の道にはジュウニヒトエ。

 

 

野の花が春の到来を祝福します。

 

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さあ桜の下で、お待ちかねのお昼ごはん。

(佐渡で頂いた自然栽培米のコシヒカリをおにぎりにしてきました〜)

 

 

手前がさっき山の斜面で摘んだコゴミ。

奥はSさんが採ってアク抜きしておいてくれたワラビです。

 

 

山の木を切ったホダ木に生えた原木しいたけの天ぷらまで。

ぜ〜んぶ、Sさんの山の恵みです。

ごちそうさまでしたー。

 

 

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棚田学会の安井さん、阿久澤さん、そして安井さんのお仲間たち、ありがとうございました。

 

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そして、日本農業新聞の藤井記者と埼玉県の農の写真を撮り続ける井上さんも駆けつけてくださいました。

 

 

 

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なんとこの内洞沢の棚田に魅せられて、絵の作品を描いた本田さんが、

Sさんに報告して記念撮影となりました。

 

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この日は同じ中爪で有機農業を営む高橋さんやお仲間が、

ファミリーでお花見をしに来たのとも重なり、子どもたちでにぎわうにぎやかな棚田の春となりました。

 

 

Sさんが今までがんばって耕してきたことが少しは報われてほしい。

こんなにも地元の人や多くの里山ファンに愛されている内洞沢の棚田の、

存続が危ぶまれているなんて信じがたいことです。

できることなら、方向を変えられないものかと思いますが、わたしは法律や土地の所有に関して専門ではないので、そのことはわかりません。

ただ、広く知ってもらうことで、賛同する人や協力する人が集まって、

変化を起こせるという希望は捨てていません。

 

この日、聞いた話で救いだったのは、地元の有機農業者の関わりや、

同じ小川町のNPOが、この棚田をフィールドにしたエディブル・スクールが

まさにこの4月から始まったというのです。

もう動き始めているのです。

 

農水省の棚田振興の担当者に連絡してくれた人もいます。

国としての考えは、美しい国土でもある棚田を残していきたい考えだと電話で回答があったそうです。

 

そうやって内洞沢の棚田に関心を持つ人が増えることは、大きな力になります。

 

SNSで感じたことのひとつは、

地元の小川町に住んでいるのに、この問題を知らない人が多かったことがわかりました。

 

今の時代は、WEB上にこの問題があがらないと、存在がなきものにされてしまいます。

 

Sさんは70代ぐらいか、インターネットはやらないけれど、

ちょうど息子さんに話を聞くことができて、自ら投稿はしないけれどSNSやブログを見て励みになっていると話してくれました。

 

わたしたちにできることはあります。

 

業者の人も、今はソーラーパネルを設置すると話しているようですが、

ご存知の通り、太陽光発電の売電価格は年々下がっているため、経済的な利益は得にくく、

使われていない荒れ地に設置するならまだしも、今ある水田を潰すことは、

社会的な賛同は得にくいでしょう。

それよりもこの棚田の潜在的な価値や評価、人気を知れば、

棚田を活かしながらお金を生む場所に変更することだってできるかもしれません。

 

どの企業や行政もSDGs(持続可能な開発)が求められている時代、

環境や地域住民を困らせるような開発は、歓迎されず、長続きできない社会の流れに変わっています。

 

 

わたしたちにできる一歩として

 

内洞沢の棚田を見に行きませんか。

 

この風景を眺めて、

きれいだなあと思うだけでもいいし(思わなくてもいいし)

友達や家族に話してくれてもいいし、

SNSに投稿してくれるなら、なおのこと大歓迎です。

 

 

#内洞沢の棚田を撮ろう

 

 

 

 

ベジアナ・棚田アナ@あゆみ

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