カレーですよ4690(静岡本通2丁目 スリランカやくぜんカレー 七夕工作舎)静岡カレー弁当の旅2 驚きのスリランカ料理弁当専門店。

久しぶりに衝撃を受けたお店を静岡に見つけました。お弁当専門店。
もう一度書くとスリランカのお弁当の専門店です。



カレーですよ。



昨日の深夜、新宿のパトワールでC弁当を買って中央道石川PAでガツガツ食らって。ブラブラと相模湖通り越して山中湖畔。すでに中央道談合坂で寝床の用意をしてあったのでさっさと就寝。ああ、なんて快適。
そして朝。よし、静岡へ足を延ばそうか。

そうやってやってきた静岡駅界隈。朝ごはん行っとこう、と静岡駅の裏手にあるおにぎりのお店「まるしまののおにぎり」によりました。お腹いっぱい。なんとなく静岡市内をぶらぶらしてるうちにお昼くらいになりました。うん、でもまだお腹すかないなあ。

それでね、そうなんだけど、まだお腹空いてないんだけど、駿府城からもそれほど離れていない通りにある、小さくてびっくりするしゃれたお弁当のお店をね、見つけたんですよね。
まだ新しいお店で、なんとスリランカのカレーオンリーのお弁当専門店。うむむ、これはすごいぞ。静岡でスリランカカレー弁当専門店。これはかなり尖ったコンセプト。興味深いです。そんなの絶対に行かないと、食べないと。絶対素通りはダメです。

たどり着けば、本当にびっくりするほど小さなお店。本当にお弁当だけを作って売っているという余計なものは一切ない潔さ。なのに、とても素敵で洒落て見える。きちんと美学を持ってらっしゃる感があって、実際洒落ているんですよ。ちょっと圧倒されます。
日本人のきれいな女性とスリランカ人のお母さんが二人三脚でやってらっしゃる様子。

小さな小さなお店ですからインテリアもエクステリアもあったもんじゃないと思うでしょ?いえいえ、そのセンスに驚きます。
ちょっと古そうな建物なんですが、1階部分をグレーホワイトにきれいに塗って、あとは扉を1枚つけただけ。それだけなんですが、その扉が素晴らしくて、扉なんだけど店の顔そのものなんですよね。きれいな木でできた扉にとても小さな窓兼テーブルをしつらえてあって、そこから販売。扉には店頭イメージと換気扇と販売窓という機能も付加されており、ミニマムなのにキリッとした表情を見せに与えています。その扉の上に同じく小さな黒いひさしテントと右壁にポストと掲示板。
まったくもって素晴らしいセンスとしか言いようがないんです。本当に削ぎ落とすものを全てそぎ落として、でもまったくこだわりは捨てていない。こんなお店は日本中探してもないはずです。まったくもってセンスがいい。きっと真似する人がいっぱい出てくるんじゃないだろうか。いえね、ボクもこのスタイルでイートインなしの何かをやってみたいくらいです。本当に惚れ惚れしました。

たまたまお客さんが途切れたタイミングで、腕組みしてメニューとにらめっこ、どれにしようか迷うっていたら、哀れに思ったのか(笑)「迷っていらっしゃるなら味見してみますか?」と優しい言葉とともにスプーンを渡してくださったんです。
でもね、これでますます困ることになるわけです。なぜかというと、どれも全部美味しいから。
ツナ、チキン、ダル、本当にどれも甲乙つけがたい。うーん、困った。チキンのシャープな香りと味に強く心惹かれましたが、鰹出汁が香るダルにはもうね、全然抵抗できなかった。

スリランカカレーのお弁当、ダルを選びました。

さてと。
丁寧に近隣のお弁当を食べられるスペースをお教えいただき(手書きしてコピーされたマップの用意まであった!なんとまあ、、)が、しかし、時間の都合とお腹の都合もあって、静岡を出ることにしました。浜松まで1時間のお預けです。

そして浜松、佐鳴湖湖畔。思いつきでピクニックとしゃれこむことにしました。
我ながらなかなかいいぞ。

袋から出した時点で「!」となります。なんでか。
ろくすっぽ見もしないでクルマのリアシートに乗せたお弁当。ほら、この出で立ち。予想を軽々と超えてくるステキプレゼンテーションだったのですよ。

まず、カレーに見えないでしょ、これは。
袋から出てきたのはケーキボックス。ケーキボックスに入ってやってくるカレーのお弁当。しかもスリランカカレーだよ。なんということだろう。こんなことを考えつくセンスがすごいです。

箱の中、敷き紙のブラウンの上に3つの容器。それぞれダルがたっぷりのパック、華やかなごはん、ニンジンのラペ。色彩感覚というものがあるよねえ。そしてこのかわいいプレゼンテーションから想像つかないほどきちんとスリランカごはんになっており、しかもその中に洗練さえあるきちんと現代のスリランカのお母さんごはんなのですよ。ちょっと言葉もない、というもの。いや、決して褒めすぎじゃないよ。

ダル。
モルディブフィッシュが香る、これはパリップではなくてダールかしら。しかし、やっぱりパリップかな。
豆は甘く、溶けてざらりと舌ざわりいいもの。鰹節は旨味深く香りよく、カラピンチャがこちらも芳香を放つうれしさ。ココナッツミルクの風味とあいまって、まさにこれは南の島のカレーライスといった風情です。ああもう大変美味。

ごはん。
このごはんのパッケージングに心底シビれました。すごいものです。
これだけ、この小さな器の中だけでスリランカの風を吹かせていると言ってもいい、ものすごいプレゼンテーションパワーです。きれいな黄色いごはんにパパダン、ポルサンボルとパプリカパウダーで世界観を作り上げてあります。パパダンの下にはフライドオニオンが隠れていていいアクセントとして役に立つというね、とにかく抜かりがない、隙がないのですよ。

キャロットラペ、だよねこれは。
が、これも油断できないもの。爽やかに酸っぱく、スリランカを思い起こさせる風味に仕上げてあります。ただにんじんラペじゃない。侮りがたい。素晴らしい。

どれも食べるときちんとしたスリランカ料理の味。冒頭にも書いたんですが、なのにちゃんと洗練があるんです。スリランカのお母さんと日本人のセンスのいい女性のいい部分をどちらも拾い上げたからの完成ということなのだと思います。混ぜれば混ぜるほど、6年前のマウントラビニヤでのひと月を思い出すような、そういう味でした。

美しい南の島のカレーライスがケーキボックスに入って提供される。これはなんというか、いろいろなセンスとバランスで成り立っていて、たくさんの意図も想いも見えてきて、圧倒されます。
これは、こういう味とパッケージングのものこそスリランカの料理を知らない人に買って食べてもらいたいものだと感じました。スリランカの料理が美しくて美味しいのだよ、日本の僕らにも口に似合うのだよ、という入り口になればいいのではないかな。そういう切り口なのではないかしら。そういうものが意図として織り込まれているんだと思います。

こういうお店から、いろいろな味や見識が美しく広がっていくというのはとても価値があって、そのやっている行為にうっとりしてしまいます。これもまた、日本の食文化、カレーの歴史にそっと残るであろうシーンだと感じます。

そういう取り組みを目の当たりにできたことは、強く気持ちに残ります。


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