「農商工等連携シンポジウム〜共創の日2019〜稼ぐ楽しむ手をつなぐ」で考えた1次産業の価値とは

 

地方創生に向けた農商工等連携シンポジウム「「共創の日2019 稼ぐ、楽しむ、手をつなぐ 地域の夢を全国へ」
が昨日ありました。
農業だけでも、JAだけでも、商工会だけでも、地域は盛り上がりません。


地域一体となって人も経済も元気なにぎわいを生むため、
全国商工会連合会・全国農業協同組合中央会・全国森林組合連合会・
全国漁業協同組合連合会・日本商工会議所という 5つの団体が手を取り合いました。


「パートナーシップで目標を達成する」は、SDGs17番目の目標です。
これからの時代をリードする感動的なシンポジウムに司会として参加してきました。

 

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キャンプ、登山のアウトドアメーカー「スノーピーク」の地方創生担当で、
「野遊びリーグ」という団体の理事を務める

後藤健市さんの基調講演でした。

 

「農商工連携で稼ぐ」というシンポジウムに、「野遊び」というアウトドア的な視点はすばらしいと思いました。

後藤さんいわく、「遊びは人間としての根源的な創造の行為」。

野に身を置いて遊ぶことで、ストレスから脱却し、身体と心のバランスを取り戻すことができる。

これ、いま都会でもっとも大切なことではないでしょうか~。

 

 

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地方には、どうしても場所のコンプレックスがありますね、という話。

本来、地域ならではのこだわりの商品、食、景観、歴史、環境、人など、いいものがたくさんあるはずなのに、

コンプレックスがぬぐえない。

 

(わたしはよく、地域や郷土への愛着・シビックプライドを取り戻す、という言い方をするのですが、これを言い換えればコンプレックス(誇り・自信がない)だと思いました)

 

 

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ただし心理学者ユングさんは言いました。

コンプレックスは、新しい仕事をつくる糸口であり、なくてはならないもの。

コンプレックスに向き合うことで、自我を拡大(成長)させると。

 

逃げてはいけないんでしょうね。向き合うことが大事。

つまり「課題」(短所)と置き換えることができますね。

 

ないものねだりよりあるもの探しとはよく言われますが~。

同じ条件でも、人によって、視点によって課題は個性・長所になるものです。

 

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地方創生において重要なこと

 

 

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田舎は罪か?

田舎は「いい仲」と、ポジティブに解釈すれば、原石を「磨いて」、

地域住民が「認識」すれば、地域プライドの創出、ブランドにいなると。

 

こういうポジティブな考え方や、言葉を使う用になった背景には、

後藤さんの祖父は全盲で、同じで家で暮らし、祖父の教えを学んできたそうです。

例えば言葉で「何もない」と説明するのではなく、「自然がある」というふうに、

健常者は当たり前になってなきものにしている事象も、言葉で丁寧に表現することを学んだそうです。

すばらしい学びですねー。

見えないことは、視覚情報は奪われたとしても、それは人が受け取る情報の8割ぐらいで、

残りの2割から、世界を想像し、見渡すことはできるんですね。

 

 

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高知県越知町での活動のお話もありました。

 

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秋田なまはげ農協の枝豆の取り組み

米沢地方森林組合の「やまが炭」

明石市漁業組合連合会の「明石の海苔」

上田市商工会議所 「真田REDアップル」

遠賀町商工会 米から日本酒、赤いも、様々な商品展開

コーディネーターは東京農大の大浦先生

 

農商工等連携の成果と課題と未来についてディスカッションでした。

 

これまでの農業生産は、市場出荷の原料供給にとどまり、地域へお金が落ちない。

生産サイドに価格決定権がなく、大手企業の言い値であることが課題でした。

ならば地元で6次産業化で、加工しようという動きがありましたが、農家が生産だけでなく

加工まで担うには限界があり、これまた頭打ちがありました。

(もちろん成功した例もありますが、それには規模や人員など条件が必要です)

そこで農業が、地域の商業・工業と連携して、得意分野を発揮し合うべきだという動きから、

農商工連携は始まりました。

特に2年前の地方創生大臣の時代に、農協、森林組合、漁業組合が、商工会、商工会議所のトップリーダーが

連携しなくてはと、この「共創の日」シンポジウムが始まったそうです。

 

わたしも時々地方へ行って現場の話を聞くと、せっかくいい活動をしていても、

JA だけ、あるいは商店だけ、という話を聞いていたので、すばらしいパートナーシップだと思いました!

 

農商工等連携。

 

「地産地消」というとなにか堅苦しく、マーケットが狹い印象になります。

なにも日本中を席巻する大ヒット商品を作る必要はないのですが、自分の町や村の直売所やスーパーに並ぶだけでなく、

もう少し広がりが欲しい。

 

いま、レストランや食の動きでも、地元のもの提供することが見直されています。

ニューヨークでは「BY LOCAL」などと言って「地元産だよ」ということがメニューの売りになっています。

あるいは、FARM TO TABLE(産地から食卓へ)、CSA(コミュニティが買い支えるアグリカルチャー)の動きもあります。このコミュニティとは、地元コミュニティでまとめ買いするカタチもあれば、

レストランが契約農家の農産物を使う場合もあります。

 

冒頭の、「野遊び」の後藤さんの話に戻ると、「ローカルガストロノミー」と言って、地元産の美食が見直されています。

畑に長~~いテーブルをおしゃれにしつらえて、アウトドアでディナーを楽しんだり、

キャンプもグランピングといって、リッチに自然の中で過ごすことを楽しむ動きがあります。

 

田舎にいる人は、田舎、と呼ばれることをいやがる傾向がありますが、

今の時代、田舎はもはや、都市が羨むもので溢れています。

山、川、海、森、自然の命の息吹、自由、空間、開放感、水、

しかもそこは生産の場なのです。

ご存知のように、都会ではすべてが管理され、例えば喫煙だって自由 にできません。

しかも田舎の産地は、おいしく新鮮な食べ物であふれています。

どんな有名レストランの料理も、原材料がないと生まれません。

一次産業は、すべての根幹を担っているのです。

同時に、農村は農産物を生み出す場であるだけでなく、

里山景観、日本らしい農村という、価値があり、

いわゆる「農業の多面的機能」といわれますが、もしかしたら、この表現では

片付けられない時代に来ているのかもしれません。

ま、書き出すと長くなるのでこのへんで~~~。

 

 

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打ち上げは、全国商工会連合会ほか全国の商工会のみなさまと〜

佐々木部長

与那国の玉那覇さん

沖縄の平田さん

鹿児島の林さん

種子島の中島さん

 

農商工等連携シンポジウム〜共創の日2019〜稼ぐ楽しむ手をつなぐ

全国商工会連合会 佐々木部長からご縁をいただき司会でお手伝いさせていただきました

 

ありがとうございました😊

 

 

ベジアナ  共創アナ・パートナーシップ!あゆみ

 

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