コロナ未感染の「田舎センバツ」から考えた。「過密」の反対は「過疎」。生き残れる都道府県はどこか?

 

きょうは世田谷で4月から始まる体験農園の様子を見に行ってきた。

農園でときどき野菜を売ってるので、スーパーで買うよりは畑で買えたらいいなあと思って。

農園の主は留守で、庭先販売にも野菜はなかった。

帰りに自転車で多摩川河川敷をぶらり散歩。

ハマダイコンの菜の花ごしに見た、武蔵小杉の高層マンション群。

都市生活がまるで対岸のコロナ禍のように思えました。

 

 

Twitterでコロナ未感染県の「田舎センバツ」、「田舎選手権」なるキーワードが流行ってて、

なるほどおもしろいなと思って見ていた。


コロナ感染者が1人も出ていない県は、3/27現在、

北から、「岩手、山形、富山、鳥取、島根」の5県。
 

市町村レベルや離島や中山間地ではもっとあるだろうが、とりあえず47都道府県のはなし。


つい数日前までは、「青森、福井、岡山、鹿児島」も残っていたが、

先ごろ、「脱落」し、でもよくがんばったとか、大検討だなどとささやかれていた。


田舎度が高いことへの評価ですが、人によっては「不謹慎だけど」と但し書きしているつぶやきもあって、

なるほどなと考えながら眺めていたのだが、気づいたことがある。

 

小池都知事は、緊急会見でこう言った。
「密閉、密集、密接の3つの「密」を避けてください」

 

今の日本で、もっと嫌われている字は「密」であるわけだが、その対義語は何か?
「疎」または「粗」である。
「疎」には、「まばら」という意味がある。
 

つまり、いまもっとも避けるべき「過密」の反対は「過疎」。
 

もっとも喜ばれる、暮らし方が実現できる地域が、人口の少ない町や村である。と言えなくもない、ですよね。

 

田舎センバツの上位5県=「岩手、山形、富山、鳥取、島根」の背景をあらためて考えながら、
生き残れる都道府県はどこか、まじめに考えた。


都道府県ランキングによる、

人口の「少なさ」は? (https://uub.jp/rnk/p_j.html)

鳥取 1位
島根 2位
富山 11位
山形 13位
岩手 16位 (面積が広いので)

 

 

また、人口密度の疎=「まばらさ」は?
岩手 2位
島根 5位
山形 6位
鳥取 11位

 

都道府県別コロナ発生のデータも https://uub.jp/pdr/q/covid.html
 

過疎市町村の比率は?

 

島根  1位 100%
岩手  9位  72%
鳥取 13位  63%
山形 16位  60%
富山      26% (←市町村の数が15と少ないので合併によると思われる)

 

過疎とは何か?

 

「過疎」という語は、1966年に経済審議会の地域部会中間報告で初めて公式に登場した。

 

 昭和30年代以降、日本経済の高度成長の中で、農山漁村地域から都市地域に向けて、若者を中心に大幅な人口移動が起こりました。
そのため、特に大都市地域では人口集中による「過密」問題が起こるようになりました。

 一方、農山漁村地域では、人口の減少により、例えば教育、医療、防災など、その地域における基礎的な生活条件の確保にも支障をきたすようになるとともに、
産業の担い手不足などにより地域の生産機能が低下してまいりました。

 「過疎」というのは、人口が減ってしまうことで、その地域で暮らす人の生活水準や生産機能の維持が困難になってしまう状態を言い、そのような状態になった地域が「過疎地域」です。

(過疎地域自立促進特別措置法)
http://www.kaso-net.or.jp/publics/index/18/#block187

(全国過疎地域自立促進連盟・過疎地域のデータバンクより)

 

 

ところで、「密」の反対=「疎」という字から浮かぶもう一つの現象は以下。

 

敵襲・火災などによる損害を少なくするため、集中している人や物を分散すること。


なんというキーワードかわかりますか?

 

そう、
「疎開」です。

 

 

集中している人や物を「分散」させた暮らしが、感染拡大を防ぐというわけです。

 

 

さらに
いま、「都市の不安」により、スーパーから食べ物や生活物資が足りなくなっています。

 

人の暮らしに、命に欠かせない食べ物について調べてみました。

 

「食料自給率」を都道府県別に並べました。

 

食料自給率とは=食料(カロリーベース)を人口で割った値。
 

ちなみに、日本という国としての食料自給率は、38%
(農水省:カロリーベース29年度概算値)
国交が途絶えて、輸入できなくなったら、国内だけでまかなえる食べ物は38%しかありませんよという意味。

さらに、「都道府県別の食料自給率」とは、すべての都道府県境が「封鎖」されて(まさに今目の前にある危機です)
そのエリア内だけで、食べ物をまかなおうとしたらどうなるかという割合。

 

都道府県別の食料自給率(%)
①北海道 206 
②秋 田 188
③山 形 137(感染者ゼロ)
④青 森 117
⑤新 潟 103
⑥岩 手 101(感染者ゼロ)

 

100%を超えるのは以上6道県、おめでとうございます。
安心してください、食べ物は十二分にありますよ。
県民、道民のお腹を十分満たしたうえで、さらに100%を超えた余剰分は、隣県にも分けてあげられます。

 

つづいて
⑦佐 賀 93
⑧鹿児島 82
⑨富 山 76 (感染者ゼロ)
⑩福 島 75
⑪宮 城 70
⑫茨 城 72

 

ここまでが、7割以上です。
 

ちなみに、茨城県は、北海道に次ぐ大農業県として知られるが、それは生産額ベースによるものであり、カロリーベースの食料自給率で見ると、茨城は県内人口も多いので、こういう結果になります。つまり、ここに示す食料自給率とは、県境が封鎖され、その県内だけで県人口の食料をまかなおうとしたときのまかなえる割合。

 

⑬栃 木 68
⑭島 根 67 (感染者ゼロ)
⑮福 井 66
⑯宮 崎 65
⑰鳥 取 63 (感染者ゼロ)

 

食料自給率が6割を超えるのは、ここまで。
なにしろ、人もまばらですので、まあ生き残れる(生きやすい)のではないでしょうか。

 

⑱熊 本 58
⑲長 野 54
⑳滋 賀 49
㉑高 知 48
㉒石 川 47
㉓大 分 47
㉔長 崎 47
㉕徳 島 42
㉖三 重 40
㉗岡 山 37
㉘愛 媛 36
㉙香 川 34
㉚群 馬 33
㉛沖 縄 33
㉜山 口 32
㉝和歌山 28
㉞千 葉 26
㉟岐 阜 25
㊱広 島 23
㊲福 岡 20
㊳山 梨 19
㊴静 岡 16
㊵兵 庫 16 
㊶奈 良 14 
㊷愛 知 12  
㊸京 都 12  
㊹埼 玉 10  
㊺神奈川 2  
㊻大 阪 1 
㊼東 京 1 


 

あなたの県は何位でしたか?
 

わたしの住むところは… 最下位でした。
 

というわけで、「食料自給率」を都道府県別に並べると、ワースト3は、
 

東京 1%
大阪 1%
神奈川 2% です。

 

この意味するものは何か?

 

首都圏封鎖がささやかれていますが、仮に「東京」が封鎖され、それが長期化したとき(例えばの話ですが)、
とはいえ、99%の人が、食料難で餓死するわけではありません。
有事の際に、命の重さは平等ではありません。(残念ながら)
現実的には、お金持ちや権力者=情報とモノをいち早く仕入れることのできる人だけが生き残れるでしょう。 政治家、富裕層、財界、情報ツウ・・・
(ホリエモンとか絶対うまく情報を仕入れて生き残れそうじゃないですか~~。仲良くしておきたいけど、すでに友達も多そうだし今から入り込む隙間は難しそう~)
 

また、たとえ食品会社やスーパーの倉庫や冷蔵冷凍施設に、どれだけ食料があったとしても、有事の際に、あるもの全部、誰にも分け隔てなく放出するでしょうか?
それこそ利権のある人にまず便宜を図るのが、人間ですよね。
恨むわけにはいきません、ウィルスも生き物なら、組織も企業も生き物。
生き残り策としては当然のことです。

 

だけど、それ以外の都民、県民でも生き残れる人はいます。
 

東京にも農地があり、食料(野菜、コメ、豚、牛乳)を作っている人はいます。
東京の農家は生き残れます。
それと、農家の友達や家族、親戚も分けてもらえるでしょう。

「都市農業」と呼びますが、そうした都市農家と仲良くしておくのは手ですよね。

 

というわけで、
田舎センバツの上位5県=「岩手、山形、富山、鳥取、島根」の背景をあらためて考えながら、
生き残れる都道府県はどこか、まじめに考えた結果、
「密」3拍子のそろいやすい東京(都市)は生きにくい部分があるけれど、
生き延びる方法の一つは、「農ライフ」(農家、農村、農業的なものと仲良くして、暮らしに取り入れるライフスタイル)ではないかというのがわたしの結論です。

 

また、都市には市民農園、区民農園、体験農園があって、
農家ではないけれど、市民にも野菜作りの場があります。
興味ある方は、お住いの自治体、またはJAへ。

 

ちょうど、このご時世を反映して、体験農園では追加募集がはじまりました。興味ある人は以下をみてね♪
https://www.ja-setame.or.jp/topics/?itemid=526&dispmid=434

 

4月から世田谷で体験農園はじめることになりました。
1区画10平米の野菜畑ですが、土いじりをして、食べ物の成長を知る、
NO 農業 NO LIFE!

みなさんも、自分なりの方法で、農ライフ以外でももちろん構いませんが、
山ライフ、川ライフ、お花ライフ、散歩ライフ、何かしら自然と関わることじゃないでしょうか。
心安らげる暮らし方、考え直す機会にしたいですね。
 

仕事なくなり暇すぎて3700字も書いてしまった。

長文読んでいただきありがとうございます。

 

同じ話をnoteに書きました。

https://note.com/vegeana/n/n67c971aa09e4

 

 

ベジアナ@過疎アナあゆみ

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