
昨日5/11に開催された 日本農業新聞創刊90周年全国大会での
シンポジウムの模様がけさの新聞に載っていました。
「協同の意義、発信を」農政、農協改革で討論 という見出し
コーディネーターは、日本農業新聞論説委員の緒方大造さん。
政治ジャーナリストの野上忠興さん
◎安倍政権が進める農協改革に対抗するには衆院選の選挙戦略が必要
食と農の政策アナリストの武本俊彦さん
農水省官僚出身でもあり、農協改革の議論について、
◎農協サイドの反論の仕方が違うのではないか?政府と同じ株式会社化の視点に立ってしまっている。
◎小規模な農家が結集し、大資本に対抗することで公正な競争を可能にする協同組合の原点に立ち返った議論が必要
経済評論家で経世論研究所所長の三橋貴明さんは、
政府の規制改革推進会議が狙うJA全農の株式会社化は、
◎米国の巨大資本に農協組織が買収されることにつながる
◎資本の独占を防ぐ協同組合の意義を、マスコミを通じた大胆な広報活動で一般国民に広げるべき
食料安保に大きな禍根 日本農業 外資が支配 ←こちらの新聞記事にもコメントが載っています。
↑
新聞だからなのか、表現がやんわりとなっていますが、
実際の三橋さんの発言は
「テレビ局1つ買収してジャニーズに農業、農協のよさ発信するような番組作れば、国民も政府も動きは変わる。それぐらいしないと変わらない。情報戦略、本気のプロパガンダが必要ですよ」と語りました。
詳しくはこちらで!
わたしもご一緒する前に読んでおかなくちゃと読みましたが、
知らないことたくさん載っていて勉強になりました〜!
やはり食料安全保障の視点が重要。
そして、三橋貴明さんもこの本を書く前は、農協って何か、全農と全中の違いも知らなかったそうです。
そうですよねー!ふつうの市民、わからないよね〜^^
日本はあまりにものんきにし過ぎて、あるいは経済にばかり目がくらみ過ぎて、
#食料安全保障 に対する危機感が欠けているのだろう〜。
意外にも経済評論家の三橋貴明さんと意見が合うところも多くてびっくりしました〜♪
それはそうと、
「プロパガンダ」って、なんかちょっとドキッとしますよね。
国民を特定の思想へ誘導する情報戦といいますか、なにか戦争や独裁政治を彷彿させます。
しかしまあ、考えたら、過激さや振り幅の差こそあれ、
テレビをはじめマスメディアというのはプロパガンダのツールそのものですよね。
毎日見ていると、影響されてしまうってことです。
ああ、そうなのかな〜と思ってしまうってことです。
ちなみにご存知TOKIOの城島リーダーは日本農業新聞の愛読者ですね♪
ダッシュ村で農業の発信をしていますね。あの影響力は大きいですね。
それにしても、こんな第一線の論客の末席に登壇することになり、
今回はわたしも前の日までだい〜ぶ緊張しました。
ふつうの農業シンポジウムならよいのですが、
テーマが「安倍一強政治と農政・農協改革」ですからね。
わたしは政権や政治を語る立場にはありません。
ただ、農業の楽しさを発信したいだけなんです。
農産物というモノだけではない、まだ多くの人が知らない「農」の価値を。
都会の人はもちろん、農業従事者もじつは気づいていない「農」のたのしさについて。
ベランダ菜園も、地方の農村を旅するのも。
それをこうしてブログやコラムやSNSで発信していきたい。
はい!そ〜〜うなんです。わたしも実は小さなプロパガンダをやっているのでした。あははは〜!
あまりに微力なんで人を動かすほどの力はありませんが、少なくとも
読んでくれる人たちに向けて。
そう、いま、これを読んでいる、あなたの、ア・ナ・タ・の頭を洗脳しようとしているのです。
暮らしのそばで野菜を育てるっていいもんだな〜。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚てね。
ま、最も洗脳された場合でも、150〜300円ぐらいの野菜苗を買って土いじりするぐらいですから、被害額大したことないから安心してください。
ああ、どうでもいいことを書いていたら肝心な昨日のフォーラムの話にいけない〜〜〜。

そんなわけで最初は多少キンチョーしていましたが、

すぐに和気あいあいとなりました
「協同組合」って、2016年11月にユネスコの世界文化遺産に認定されているんですね。
世界が、国連が、協同組合は人類の遺産だー!と言っている中、日本だけふしぎな動きをしています。ふしぎの国ニッポン!
やはり「協同組合」の根底、思想を一から考え直すべき時代にきているのでしょう。
http://jccu.coop/info/announcement/2016/20161219_01.html
申請したのはドイツ。でも世界初の協同組合は実は日本!
http://www.iyc2012japan.coop/approach/pdf/170118_01.pdf#search=%27協同組合+ユネスコ%27
http://www.jacom.or.jp/nousei/news/2016/12/161215-31630.php
◎“全農解体”が見え隠れ 協同組合 商社と違う 宮城大学教授 三石 誠司先生のインタビューも参考になります。

後半の質疑応答 で会場からは、
「いま目の前で農協の危機が起きているのにもっと危機感のある話を」という意見もいただきました。
なるほど、気持ちはよくわかります。
わたしは、以前にも書きましたが、農業界のファンタジー担当と言われておりまして、
「日本の未来は農村にあります」と昨日もおおまじめに話しました。
ファンタジー節です。
本当にそう思っているからです。
だって、日本の未来は都市にありますか?
わたしは地方の方が早く、おもしろい動きが始まっていると感じています。
辺境は課題先進地域なんですよ。
そして、日本という国は、地球に置ける辺境、課題先進地域なんですよ。
というわけで、明日から鳥取の地域創生部ツアーにいってきまーす!
https://www.facebook.com/chiikisouseibu/
田舎のミライが鳥取にある
鳥取ではじまっている先進的なまちづくり、地域づくりを体験してきます。
おたのしみにー^^
ベジアナ@野菜プロパガンダアナ・あゆみ