カレーですよ2469(お茶の水駿河台下 お茶の水大勝軒)山岸マスターの置き土産。

珍しくラーメン店におりました。
ちょっと思い出して寄ってみたんです。お茶の水、駿河台下の交差点。
ラーメンだけど、



カレーですよ。



去年の「神田カレーグランプリ」で驚いたことがありました。ラーメン音痴のボクですが、そんな男でも知っている有名店「大勝軒」駿河台下にもあるんです。「お茶の水大勝軒」ですね。去年「神田カレーグランプリ2016」を覗きに行って驚いた!なんと「お茶の水大勝軒」が準グランプリを獲ってるじゃないですか!えっ?!なんで?

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有名な大勝軒は東池袋から始まっています。あの親しみやすい笑顔のマスター、山岸さんのお店でした。マスターはお亡くなりになり、色々ありましたがあの山岸さんの味を忠実に守っている嬉しいお店がお茶の水大勝軒なのだそうです。東池袋の創業店にはその昔し、カレーがあったそうなのですよ。それを期間限定で復刻して神田カレーグランプリにエントリー、初参加で見事に準グランプリ。まったく素晴らしいです。それで神田カレーグランプリ前後で期間を決めてカレーライスをやってらっしゃった。食べ逃しました。が。
東池袋の味、復刻メニューで当時の東池袋の味を蘇らせたカレー味のものがもう一つ。


「カレー中華」


なのです。
いわゆるカレーラーメンですね。でも大勝軒のメニューですからラーメンじゃなくて中華そば。だからカレー中華です。

時間も腹具合もほどよく、ちょうど通りかかったお茶の水大勝軒。よし、食べてみよう。

お店はビルの2階です。
ラーメン屋さんでビルの2階、というイメージ、あなたならどんな印象を持ちますか?驚きますよ。まるで洒落たダイニングバーという態のクリーンで洒落た造りのお店です。これは女の人を連れてきても大丈夫だよ。カップルで来てもおかしくない良いお店です。

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ガラスで仕切られた厨房では職人さんたちがてきぱきと動くのを見ることもできて、これは良いね、と手を打ちました。
ラーメン店の楽しみとして自分のどんぶりが出来上がっていく様を見られるというのがあります。しかし、ラーメン店に限らずオープンキッチンの店って管理が大変なんですよね。ホールもキッチンと同じスピードで汚れ、古びていきます。このスタイルはどちらも諦めていなくて好感を覚えました。ご店主のセンスの面目躍如というところではないでしょうか。

それでカレー中華なんですが、ちょっとこれは驚いたよなあ。

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ジャンルとしてのカレーラーメンの中でもトップクラスのカレーと中華そばとの融合ぶりでした。
まずスープとカレーのなじみがいいんです。ラーメンの上にカレーソースをかけるスタイルなのですが、それに破綻がありません。魚介出汁の香りが穏やかで、口当たり優しい美味しいもの。そこに同じスープとカレー粉で作り上げたカレーソース、カレー餡に近い粘度を感じるそれをかけるんです。

急激ではない緩やかなカーブを描いてスープとカレーの味が混じってゆき、でもどちらか一方に味が転んでしまうことのない融合感。少し混ざったところ、カレーだけの部分、よく混ざったところと食べる場所場所で違う驚きと感激がやってきます。

うわっ!これすごいや。こんなの他にないよ。

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驚いたり感激したりで夢中で食べたり写真を撮ってみたり腕組みして目をつぶってみたり。もう楽しくて仕方なくなっていました。すると店の方がニコニコとしながら少しこのカレー中華について教えてくれました。
55年前の東池袋のお店の創業当時からのメニューだそうで、そんな時代にこの味が完成していたというのですから恐れ入ります。

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優しく懐の中に滑り込んできて、そこからあとはそこに座り込んで退いてくれないような優しいのに印象的な至福の一杯でした。いや、本当にうまいや。

何度か先ほどのお店のにいさんに話しかけられて嬉しかったんですが、「ちょっと待っててくださいね」と奥からパンフレットとちょっと言えないプレゼントまでもらっちゃったんですよ。ええ、なんでそんなに良くしてくださるんですか?と聞くと「お客さんがあんまりにも嬉しそうな顔で食べているから」とのこと。大変に恥ずかしく、でもたしかに大いに顔が緩んでいたのは違いないでしょう。

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綺麗な曲線を描く味の変化、ニンジンの柔らかさからやって来る悦楽、たくさん入ったお肉のとろけぶり、隙がないのではなくて隙だらけに見えるのにどこにも突っ込めないという心地よさと言いましょうか。山岸マスターのあの笑顔を思わず思い出します。いや本当にまいったな。

お茶の水大勝軒のご店主と山岸マスターの暖簾分けの時の約束の中に「昔やっていたメニューの復刻」というものがあったのだそうです。山岸さんのその言葉が今、ボクの舌を直撃してメロメロにさせているこのカレー中華を2017年の春、ボクの目の前に運んでくれたわけです。
なんというありがたいことか。

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大勝軒のカレー中華なんて常識だよ、という人もいるかと思います。でもそうではなくて、誰でもなくボクの感じた時のフィルターを通して伝えたい。とても伝えたいと思った一杯でした。ボクとしては本当に珍しいんですよ、ラーメン店で気に入ったメニューができるなんて。何しろカレーの男ですから。

今年の神田カレーグランプリにはエントリー、期間を決めてまたあのカレーライスを店で出すのだそうです。マネージャーと代表が教えてくださいました。心から楽しみです。

銀シャリであのカレー、思う存分食ってみたいよ。


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