4年前のきょう訪ねたとき、心から感動した愛媛・西宇和の海に面したみかんの段々畑!
すごかったー!
ここには3つの太陽があるという!
その名も #真穴みかん と名付けてブランディングに成功している。
これこそが力強い農業なのだろうと思っていたら、
今年の7月豪雨でそれはそれは大きな被害にあいました。
と同時に、
この地域の宝を「愛媛南予の柑橘農業システム として」日本農業遺産 の認定を目指してがんばっています。もちろんゆくゆくは #世界農業遺産(#GIAHS) に!
日本農業遺産の認定要件には、自然災害からのレジリエンス(=立ち直る力) という項目があります。
日本列島という脆弱な基盤であり気候の土地柄で農業を続ける価値を表したすばらしいコンセプトではありませんか!
(世界および日本の) 農業遺産はSDGsに必要な17目標すべて達成している のを知っている人は少ないのではないでしょうか。
これは以前、農水省のシンポジウムで専門家会議議長の武内和彦先生が発表された話ですから、FAO(国連食料農業機関)の見解なのです。
さすがに 「地球規模の幸せ(持続可能性)」を考える人はうまいこと考えはるなぁ〜頭いい人は違うなあ〜と思います。
わが国の幸せ、
わが地域の幸せ、
わが社の幸せ、
わが家の幸せ、
規模の大小で、どちらが優れてどちらが劣るということではありません。
ただ、例えば、「わが社の幸せ」を考えるときに、他社や周辺を苦しめたり不快にさせている事になっているならばそれは、褒められた仕事とは呼べません。
わが家を美しく保ちたいからといって、落ち葉やゴミを別のお宅に向かってほうきで掃くような行為ならば、それは掃除と呼ぶより、むしろ、公害に近いでしょう。
ブラック企業ならぬ、ブラック家族です。
ともかくSDGsとは日本語で「持続可能な開発目標」(サスティナブルなディベロップメントのゴール)と訳され、(同じディベロップメントなら、「開発」ではなく「発展」目標と訳したほうがよかったねと言う人もいます。
「持続可能な発展目標」!確かにその方がわかりやすいですよね〜)
とにかく、慣れない言葉なので日常生活や仕事とは結びつきにくいのですが、
大きな意味でいうと、
自分の幸せばかり考えてたらお隣さんが、隣国が、地球が、泣いてるよ。ということです。
自分の幸せを求めるのはもちろん当然だけれど、他者への思いやりも同時に忘れないでね、という暮らし方であり、企業のあり方です。
(CSRやESG投資も根本的な概念は同じです。)
近江商人の #三方よし ですね。
自分よし相手より世間よし。
この「世間」が大事!世間は社会!ソーシャルビジネスです。
それを進めているのが、国連(UN)であり、その食料農業組織がFAOです。(フード&アグリカルチャー・オーガニゼーション)。
わが星(地球)の幸せと、わが家の幸せ(家族単位の幸せ)は一致します、ということから、国連では #家族農業の10年 と、 #小農宣言 を勧めています。
小さな農業が大事とはそういうことです。
小さいけれど多様な主体の集合体が実は強い!のです。
というわけで、4年前に訪ねた愛媛・西宇和のみかん畑の話。
7月豪雨は甚大な被害で大変だったけれど、それをバネに復興する力が人にはあります。
そしてその復興する姿こそレジリエンスです。
と考えれば前に向かって前進するしかありませんよねー。
がんばれ愛媛のみかん!
がんばれ段々畑!
なによりそれを耕す人たち〜!!
ベジアナ・段々畑アナ・あゆ
以下、愛媛のすっごい農業!読んでみてね。