食べ物 | ごちそう♡さがしドットコム

「 食べ物 」一覧

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カレーコラム お茶の水、大勝軒。神田カレーグランプリ優勝。おもうところ。

専門店ではない、カレー店ではない店がグランプリを獲った。
少なからずカレー専門店の間で動揺が出たようです。
それで、思うところがありまして。


専門店であろうがなかろうが、カレーライスは日本人みんなが好きなメニューとしてどんな店にも導入ができる。したほうがいい。そしてそういう店のカレーは「普通」なんです。「普通」であることが大事。
日本におけるカレーライスのポジションというのはこれ。

「普通」=「普遍」。

これがみんな一番好きなんです。「普通のカレー」。

さらにその「普通のカレーライス」というものが今回ラーメン専門という属性の店舗でその専門という強みを生かして作られた

「普通のカレーを何倍も美味しくしたようなひと皿」

が多くの人の気持ちを動かすことに驚く必要はないでしょう。
実際、「お茶の水、大勝軒」のカレー中華やカレーライスは素晴らしく美味しい。ボクも大好きなんですよ。カレーライスが通年定番でないのがつらくなるくらい美味しいです。

こと「カレーライス」というものにおいては「普通こそベスト」なのです。
それが大多数の声です。

もちろん専門店の凝った作りのカレーやアジアエスニック料理の料理はこれまた別のもの。別のいいものです。
別のものではあるのですが、「カレー」というマジックワードを一旦ぶら下げられるとそれがアーンドラプラディーシュ州の郷土料理であろうがチベットの山岳民族の保存食であろうが日本人は反射的に「カレー」と呼んでしまう。そしてカレーはお母さんのカレーや給食のカレーライスとつながっており、それらと同等ポジションと考えてしまう人が多いのが、未だ2017年冬の現状なのです。カレーライスとそれらを比べられたらたまったものではありません。両方の立場から同じ言葉が出るんじゃないかと思います。

そういう前提において、神田カレーグランプリはとてもいいイベントなのです。いわゆる「普通の人」、マスの一番大きいところ、それはつまり、カレー好き?と聞かれると好き、と答えるんだけど普段カレーなんて意識もしないしわざわざ外食にカレーを食べに行くことを選ばない、もしくは選ぶ選ばぬのギリギリのラインにいる人たち。そういう人たちの投票が多い、というふうに見えるんですよね。そういう数字って大事です。

だから界隈ですごく頑張っている凝ったカレーを出す店は上位には出ない。もしくは店主もわかっていて参加自体しない。それでいいんです。すごく自然。

そして、マニアだろうがそうじゃなかろうが、多くの人が「うまい」と太鼓判を押す料理には訳があり、そして問答無用にうまい。そういういいものっていうのはレイヤーがだいたい二重になってるんですよ。
まず普通のお客さん達を満足させるみんながわかりやすい美味しさ、品質。そのレイヤーの下にマニアが震え上がるような深い作り込みや素材選び、技法が隠される。歴史がそれを裏打ちしている。そういうきちんとした訳を持つものが選ばれ、長く愛される。

そういういいものが、今回ここ「お茶の水、大勝軒」のカレーライスであり、神田カレーグランプリに出店、優勝という形に結実しているのでしょう。



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東京モーターショー2017会場の「グルメキングダム」で名店組み合わせグルメ。


「東京モーターショー2017」


来場者数が90万人を記録する日本最大級のスーパーイベントです。
一昨年同様、ご存知ボクも所属している食べあるきスターチームの、

「食べあるキング」

が今年も会場グルメを総合プロデュースしております。

いよいよ今日と明日2日間になった開催期間。今日も盛り上がっていますよ。

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まずね、「東京モーターショー2017」。楽しい!
見所が満載だし、意外や「クルマ、興味ないよ」なんて言ってる彼氏に連れてこられたお嬢さんとかおこちゃんの付き合いできたおじいちゃんまでもが楽しんじゃってる。楽しい要素が多いんですよね。

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ほら、お子様ならこういう体験型のイベントブースとか。

これはね、ベアリングの組み立て。
っていうか、子供っていうかボクがやりたいよこれ。

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もちろんお父さんたちのお楽しみもいっぱいです。

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マニアの人ならこんな展示も。

8トラのカーステデッキだぜ!!これはちょっとボクも感激しました。
かっこいい!ボディー全てが金色ってのがクール!

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そして「東京モーターショー2017」のお楽しみ。ただのイベントのフードブースじゃない。

「東京モーターショー2017」


のためだけに、食べあるきスターチーム、

「食べあるキング」

が会場グルメの総合プロデュースした、その名も

「グルメキングダム」

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ものすごく盛り上がっています。

行列、体験かもですが、もうお客さんたちが一歩も引かない。どんどん並ぶ。多分おとといかな、テレビの「エブリイ」で取り上げてもらったこともあるかもしれません。

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それもそうだし、きちんとどれを食べても「イベント屋台の味ではない」んですよ。こういうイベントには出てくれなかったあのお店、とか、行列のお店とか。予約の取れないあの店までもが参加してくれています。

食通の人はびっくりして来てくれていますし、たまたま立ち寄って食べたら美味しくて、もう一度戻ってきてくれる人も多数います。
ありがたいなあ。

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ここでちょっとオススメを。

「組み合わせグルメ」

です。ボク自身が楽しんでやってるんですが、皆さんもどう?というお話でね。会場のお店、どこもいいものたくさん。美味しいものばっかりで悲鳴が上がるんですが、こういう場所でしかできない「名店同士コラボ」みたいのを食べ物のジャンルを超えてやっちまえというもの。

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これはね、ボクが推薦している「格之進Nikutell」のメンチカツカレー。極ウマなんですが。そこに「とらふぐ亭」で売っているふぐの唐揚げを乗っけちゃう!!このおそるべき組み合わせ、サイコーでした!

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これが↑、こうなるわけです↓。

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だいたいふぐ専門店の料理を肉の専門店のカレーに乗っけちゃうなんて本来あり得ないわけで。でも色々な組み合わせを試してみると、なるほど!!有名な美味しいものを出すお店の料理を組み合わせると、やっぱり当たり前だけどすごいパワーアップするんですね。

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アイディアは食べあるキングの仲間、里井真由美さんの提案。初めはおやおや、カレーの味の強さに飲み込まれちゃんじゃない、と思ったんですが。もう全然そんなことなくて物凄く良かったんです。
これで断然他の組み合わせも試してみたくなりました。

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フォーリンデブはっしーも大満足!

味の強弱や方向で自分で調整をかける楽しみ、見つけました。存分に味わいましたよ。

他にもナポリピッツァの上に牛すじ煮込みを乗せる、とか(すげーうまかった!)鳥唐揚げのブースにある鶏めしおにぎりをお隣のリゾットのブースのキノコスープに浸して食べるとかね。リゾット、激ウマでそっちは洋風。こちらの組み合わせは和風に仕上がりました。面白い!

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クルマもグルメも存分に楽しめる
「東京モーターショー2017」

皆さんも是非おいでくださいね。



**グルメキングダム 2017**


第 45 回東京モーターショー2017 会場内 
(東京ビッグサイト/西展示棟 屋上展示場・東展示棟 屋外休憩エリア) 

開催時期: 10 月 25 日(水)~11 月 5 日(日) 各日 10~20 時 
*10 月 25 日・26 日(プレスデー)、10 月 27 日(プレビューデー)、 
および 10 月 28 日~11 月 5 日(一般公開日)の日曜は 18 時まで 

出店店舗: 全22店舗(メイン会場[西展示棟 屋上展示場]14店舗) 

東京モーターショー2017

グルメキングダム2017


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カレーですよ質問回答。なんでお店の情報が書かれていないの?

たまにこんな質問を受けます。


なんで「カレーですよ。」の記事にはお店の情報が書かれていないの?


うん、わかります。便利じゃないよね。お店情報がないと。
でも、それはボクが担当するべきことじゃないのではないか、と思っています。なんでなのか。

ご存知の通り、お店は生き物です。営業時間、メニュー、どんどん変わるものです。それをすべて網羅、情報を書き換えていくのは困難です。親切で書いたものがふるくなるのはかえって混乱を招くでしょう。

紙の時代は、たとえば雑誌が古くなると読み返されないという特性があって、情報はその時のものという編集者、読者、共通の認識がありました。
現在、インターネットが情報蒐集の中心になった今、古い情報と最新の情報が同時、横並びに検索結果となって出てきます。傾向を見ていると残念ながらその情報にはどちらも発信の日付が付いているのに検索者の多くはそこを注視していません。
見つけた情報の新旧を見ずに盲目的に受け入れるシーンがたびたび目撃されます。危険を感じます。

店舗情報を出さない。そのかわり、タイトルでお店の名前は正確に書くようにしています。それとお店のある地域。これはそう、検索対応です。検索をご自分でしてほしいんですよ。それによって最新情報を自分の力で選び取ることができます。

何よりも、自分でもう少し、努力をしてほしいと思っています。
あ、この記事のお店に行ってみたいな、と思った時に、でも情報がないからいいや、とあきらめる人にはボクがいいなと思って気持ちを向けたお店に行ってほしくないと考えています。
自分で努力をしてでもそのお店にいこうと思うような人にこそ僕が食べたものと同じものを食べてもらって楽しい気持ちを共有したい、と思っているのです。

便利なブログは書いていないし書かないようにしています。消費されるブログは自分にとっては価値が薄い、そう思っています。


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カレーコラム 神田カレーグランプリ

神田カレーグランプリ。

決勝戦兼お祭りが毎年晩秋に神田駿河台下の小さな広場で行われています。
そんな言い方が似合わないくらいにホットなイベント。

優勝店や投票数などは毎度ながら大変に興味深いのですよ。
もちろん細かい数字は公表はされていないのですが、あの投票結果は本当のカレー民主主義の結果の感があるのです。
というのも、わたしも会場を回り、店とメニューを一通り見て、投票所の様子なども観察しているのだけれど、これは投票の中心はマニアではない普通の人なのだな、というのを感じわけです。
古書市と同時開催というのも影響しているとも思います。

それはつまりマニアではない普通の人たちがその年、どんなカレーを求めているかがわかるというわけなんです。いい意味で偏りなく人が集まっているのが神田カレーグランプリ。代々木公園のアジアエスニックフェスティバルとは違った価値があると感じます。

マニアックなものを提供して時代を引っ張る店主の方々も、大衆が求める味を淡々と作り続けて磨きをかける店主の方々も、どちらも尊く頭がさがります。

今年の秋も良いイベントとしてもらえればいいなあ、と思っています。


<追記>
苦言をあえて投げれば会場のキャパシティ。去年はもう限界を超えていた感があります。這々の体でカレーも手に入れられずに逃げ出す人も。千代田区神田界隈で探すという枠もあり大変かと思いますが、なにかしら知恵を絞ってもらえればと思います。


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カレーコラム 辛さの調整ができる店。

あくまでわたしの持論なのですが。


本来カレーにはそのカレーごとに固有の辛さがあって、辛さを段階で調整するというのはちょっとおかしいと感じます。

それはなぜか


わたしの飲食業での10年ほどの経験の中で思うところがありました。
コックさんたち。
その日にやって来た食材を見て、その食材に対してベストな形での調理方法とメニューを決めて調理、提供に努めるのが一番自然でプリミティブな形です。お母さん、おばあちゃんと近いスタイルだと思います。
そこにレストランというフィルターが入って、現代という要素も加えると、決められているメニューの中でその日の食材を使ってベストを尽くす、というものではないでしょうか。

さてカレーですが、本来コックさんたちは、その料理に対して彼らの経験やセンス、論理の中にあるベストな味付けと「その結果の辛さ」という形で味の決め所を導き出して完成させているはずです。それが一番自然だと思います。

辛さの調整というのは面白い。しかし功罪どちらもあると思うのです。からさの安易な調整は味の破綻を招くこともありますゆえ。
しかしその中でも、段階で変わる辛さの中で変化する味の調整までちゃんと取り組んでいる店もあるはずだ、ということも忘れてはいけないと思うんです。

それで、振り返ってわたしたち外食カレーのカスタマーは「辛さを変えられないんだ」と気軽にいってしまう人もいる。そういう人は損をしているのじゃないかなと思います。
少し考えて、「ではなぜこの辛さなんだ?」という疑問を持つことや「好みの辛さの店を探そう」というアクションに健全性を感じます。

利便性で失われるものというのは必ずついて回るものだ、と考えています。


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カレーコラム(名古屋のカレーシーン)

名古屋。

色々思うところがある「名古屋のカレーシーン」。

「名古屋ににカレーなし」と、とある著名なカレー関係の方がいっていました。僕は初めはむしろその言葉に反対だった。いや、名古屋だって面白いカレー店がある。よく見えていないだけでエスニックシーンだってある。名古屋港のパキスタン人の集まるお店の成り立ち(港湾関係で働くパキスタン人が多く、そこからの、、等)やスリランカ人が多く営む中古車売買業とレストランの関係(自国への輸出等。名古屋は自動車の街でもある)とか。

でもね。

名古屋、それでもやっぱりカレーのシーンが見えてこないんです。

東京、大阪、福岡、札幌。この4都市にあって名古屋にないものはなんだかわかりますか?アマチュアシーンなんです。状況はどんどん変わるし時間は過ぎてゆくものですが、少し前までは間違いなくそうでした。
いみじくも、先日たまたま駒込のコザブロで名古屋藤が丘にある店の店主と話す機会がありました。3年前にその店で店主と僕が話した状況、名古屋のカレーシーン。それは未だ変わっていないようです。

アマチュアシーン、何かと言うと、たとえば食べ歩きとそれに付随するブログ、SNS。たとえば料理研究。料理を研究するアマチュアの人たちとそれを期待し、彼らの料理を楽しみに食べる人。そういうカルチャーのようなものが名古屋からは聞こえてこない。あったとしても大阪のようなムーブメントまで行っていない。アマチュアが底支えをしていないんです。いや、底支えをするアマチュアがいない。それらのひとが存在することによって個人店の店主でちょっと癖のある面白いカレーを出す店が、そのマニア層に支えられ、あともうちょっとの冒険ができるシーンが作られて。そこからその小さな動きを面白がるメディアが入ったり、メジャーな店での今までなかったメニューの登場とか、そういうような流れ。

そういうものがないんですよ。

悪い意味ではなく名古屋の食文化は緩やかにとじ、内側を向いていると感じます。そういう空気があるからこそいわゆる「名古屋メシ」と呼ばれるようになった他地方では見られない独特の食文化が出来上がっており、とても面白い。これは大事にしなければいけない部分でしょう。

思うにカレー、その名古屋メシ文化にフィットしないものなのかもしれません。たとえばまるまる別の食文化であるインドカレーなんていうものは名古屋では地域の食に溶け込んだりしにくいものなのかもしれない。東京なんかだとインドレストランやネパールレストランが日本人のニーズを拾っていい意味でインド料理やネパール料理ではない「東京インドカレー」的なものを生み出していると考えています。大阪もしかり。ところが名古屋ではそういう方向で動く気配がない。

それで注目しているのがカレー麺です。カレー麺、スパゲッティ、うどん、つけ麺、ラーメンに蕎麦、きしめん、焼きそばといろいろありますが、主は麺です。従がカレー。麺ありき、そこに追加としての、フレイバーとしてのカレー。これが実は名古屋地域でカレーの類での括れる枠なんじゃないか、なんていうことを考えています。

名古屋の人はどう思われるでしょうか。


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まかないですよ。(東京中野 an まかないフェス)まかない食おうぜ。

去年の秋。
11月10日から13日まで開催されたイベントを覚えていますか?
中野セントラルパーク「パークアベニュー」で行われた


「an まかないフェス」


実はまだ1年経っていないというのに、パワーーアップしてなんと3都市開催。先々週は大阪、先週の名古屋に続いて今週中野で開催です。


まかない。

飲食業アルバイト等でなければ体験出来ない魅惑の「カウンターの中だけのメシ、飲食店勤務の人だけが体験できるメシ」

あれが食べられちゃうイベントなんですよ。それもびっくりするような有名店ばっかり。
去年同様、食べあるキングメンバーが強力サポート。トークショーでしゃべります。

ホントに大反響だったよ。だってまかない500円均一だし!そしてそれをそのまま今年も、なのですよ。
野外のフードイベントで500円って破格だと思います。お店もうからないよこれじゃ、、、
でもお店の方々はすごく乗り気で出店を決めてくれました。なぜなのか。

それはね、ちゃんと社会的な意義もあるということでやってるんですよ。
飲食の現場、なかなか人材が集まらないんですよね。コックという職業をいつからかシェフと呼ぶようになってずいぶん経ちました。これだけ料理人がスポットライトを浴びているのに、現場は慢性的な人手不足。
僕も10年ほど飲食の現場に携わったからわかるんですが、飲食の現場は人を磨きます。実は飲食業でアルバイト、仕事をやっていた人は、他の職業に移ったり実社会に出たりしたときに、強い。すごく強い。人とのコミュニケーション能力が違うんです。人間力を磨く学校のようなものだと思います。そういう意味でも接客や厨房は本当におもしろいんですよね。

そんな魅力的な職場にまっているのがまかないです。

まかないの魅力を知ってもらい、ひいては飲食の現場のおもしろさと価値を皆さんに知ってもらって人員不足の解消に少しでも役立てば、という想いがあるんです。
だからいっぱいお客さんが来ていっぱい食べてくれるといいなと思う。

そういう側面も頭に置いて、楽しみにきてください。
ステージでボクら食べあるキングが毎日おしゃべりしていますよ。



5/12(金)~14(日)大阪  終了
5/19(金)~21(日)名古屋 終了
5/25(木)~28(日)東京  開催!!




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カレーですよ4309(葉山 あっぷーがる)閉店と友人の思い出と。

この記事はフリーペーパー「ココカラ」のNo.212016年8、9月号の連載「マル金カレー 第10皿め」の続きの記事です。キンドルで読むことができます。URLは文末に。



友人に知らせなくてはいけないことがありました。
わたしが知らせるまでもなく、早耳の彼はその噂を聞きつけ驚いているんじゃないかとはおもうのですが。とはいえブツはわたしが買いに行かねばならんでしょう。彼は動きやすいんだか動きづらんだか、ひとところにいて動けるのかどうなのかも語らぬので、だったらわたしがさっさとね。



カレーですよ。



夏になると彼と会う約束が例年通りにやって来て、彼がいる麻布十番に足を運びます。いつもの土産。十番商店街のはずれにある持ち帰り専門のカレー店「きりんや」。珍しい、インドカレーのお弁当専門店。めっぽううまくてわたしの大好物でもあります。
そこでいつもチキンドピアザという鶏肉と玉ねぎいっぱいのカレーを買っては彼のところに通っておりました。今回は時期も早いのだけど、別件ができたので急遽、という話しです。その別件の絡みがあって土産もいつものものとは違います。

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葉山にある、とあるインドレストランのカレーを持って麻布十番を訪ねました。その葉山の店が閉店することになったのです。 そこの野菜のカレーを携えてね。

南葉山、なんて今ではそんな風に呼ぶ人もいますが地元の人はそんな住所は存在していないよ、と鼻で笑います。
御用邸の少し先、子産石のバス停の前にちょっと洒落たインドレストランがありました。大変気に入っていた店で、その名前を「あっぷーがる」といいました。そこのマダムとはブログで知り合いになり、お店に行ってみたのがあっぷーがるを知るきっかけでした。

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クラシックでゴージャスな北インドのレストラン料理を出してくれる海辺の店で、2階建ての建物は雰囲気のあるものでした。1階に入り口があってそのまま客席のある階上に階段を上がります。明るく見晴らしのいい海を見渡せるテラスと、シックな土壁と濃い茶色の柱のコントラストが素敵な店内、そこに今は友人の日本人マダム。それとちょいといい男のインド人店主。彼女の旦那様です。それにコックさんやホール担当のイケメンのインド人の男の子がいました。
繁盛店で忙しく動き回る彼らを眺めても不思議とバタバタした感じはせず、いつ入ってもリラックスできる本当に良い店でした。

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時間が経ってその繁盛ぶりからお客が入りきれぬようになって材木座の海岸の大きな店に移って。そのあと、もう一度葉山に戻って。どの店もマダムのセンスが光るいい店で、なんども楽しい時間を過ごすことができました。

友人とはもう10年前、2006年の秋にその店で食事をしています。マダムと彼とわたしでたくさんおしゃべりをして楽しかったな。昼過ぎに店で待ち合わせて、わたしがちょいと遅刻をして、とっぷりくれるまでたくさんおしゃべりをして。彼と二人で子産石のバス停からバスに乗って帰ったことをよく覚えています。

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繁盛をしている店でも色々な理由で店を閉めなければならない時があります。そういう話しを何度も聞き、そういう店をいくつもみてきました。今回の話もそういうものでした。店も、人も、お客も、誰も悪くない。ただ、いくつかの要素がたまたま閉店へと誘った。それだけなのです。

あっぷーがるが閉店することになったのです。

久しぶりに顔を見たマダムは疲れ果てていました。閉店を聞いたお客たちがそれこそ狼の群れのように押し寄せてはカレーを食べまくって持ち帰りを頼みまくって、という様子。あんたたちがもっと普段からきていれば閉店なんていう形にならなかったんだよ。そういう風にも思います。でもこれはわたしの意見。お客を責めるのがちょっと違う、というのは飲食に携わるものなら誰でも知っています。

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わたし自身が久しぶりのあっぷーがるの料理。やっぱいうまい。本当にうまい。クラシックなムガル料理。インドで生まれ、日本で育まれシェイプされたご馳走。そう感じます。このジャンルのいいお店が少なくなってしまった最近です。それだけに可能性も大きいと思うし、これからがチャンスだし、何よりこの味が失われるのはとても残念です。

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タンドリーゴビ、これが素晴らしいんだよね。

カリフラワーをひと株、丸ごとマリネしてタンドールで焼き上げたもの。ちょっとこれは本当に忘れがたいいいものです。わたしもタンドール持っているわけで、これは自分でもやってみたくなる。一度チャレンジして失敗したことがあります。

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焼き物も本当に美味しくていいもの。焼き物はディナーセットに付属のものですが、そういう言い方ができぬくらい完成度が高い。特に三崎マグロのティッカなんてちょっとどうしていいかわからないというおいしさ。
タンドリーチキンもよくあるゆるいものと違う素晴らしい仕上がり。インドの焼き物なので鶏皮は剥いで調理されますが、皮はないのに表面は照りがあってパリパリと仕上がり、中はとてもふっくらしているのです。これは美味しいなあ。
タンドリージンガ、海老のマリネード焼きも大変美味しい。いっぱい食べたい。3種の焼き物、お肉は基本のみんなも知ってるタンドリーチキンであと2つを海のものにする、というのもここ、葉山に店を構えるあっぷーがるらしさだと思います。

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カレーもいい。
クリーミーで、リッチで、ムガルの王様たちの料理というルーツが理解できる味です。

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別で頼んだカブリナンは他の店のカブリナンとは一線を画す素晴らしいもの。ナーンの生地にフィリングしてある甘いチャツネ、それとは別に焼き上げたのちもう一度甘いソースをかけてあるこれは一度食べるとちょっと忘れがたい味でした。まさにデザートナーンです。


帰り際に彼の分のカレーをオーダーしました。
なんとかかんとか、あの時のカレーのオーダーを思い出して、頼んだのは「ベジタブルジャールフレージ」野菜とカッテージチーズのドライタイプの炒め煮カレーです。

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これもいいんだよねえ。パックに詰めてもらって彼へのお土産にしました。
落ち着いたらまた、とマダムに挨拶をして店を後にしました。

翌日は雨でした。

雨じゃあゆっくり彼とおしゃべりもできねえなあ。カレーもなあ、と考えて、ドライタイプのいいところを生かしてサンドイッチにしてみよう、と手を動かしました。さて、車で麻布十番へ。向かった先はもう何度もやってきている「長玄寺」。雨の墓参になりました。

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いつもなら「きりんや」のチキンドピアザを墓の前に広げて彼と長話をしながら食らうんですが、あいにくの雨。クルマを停めて、寺の奥の墓石の前に行って、相変わらずブツブツと小声で彼に話しかけます。サンドイッチを噛み切りながら「これこれ、この味だったよな」なんてニヤニヤとします。ざんざんぶりの雨に這々の体で彼に挨拶もそこそこ、ジャルフレージサンドをむぐむぐと頬張ったままクルマに戻ります。

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まあ、今日はあの店の閉店の報告だけだからこれで勘弁な。
なんにしろ夏になるとまた命日がやってくるもんな。また来るから。

そういえば今年の夏で10年目になるっけな。


この記事はフリーペーパー「ココカラ」のNo.212016年8、9月号の連載「マル金カレー 第10皿め」の続きの記事です。キンドルで読むことができます。



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カレーコラム 2015年夏のメモ。ベスト5をといわれて書いたメモ。

2015年8月、という日付のメモを見つけました。
忘備録的にここに記しておいてみましょうか。



カレーですよ。



現在ボクは自分の文章の管理執筆をApple社のMacBook Airに搭載されるOSXとiPhone7のiOSにまたがって連携してくれる「メモ」というアプリケーションで行なっています。決して万能のツールではありませんが、なんとなく使い始めてそれっきりそのまま、という感じで使い続けています。
レイアウトが必要だとかWord形式とか言われた時だけOSXのPagesに流し込んでいます。

その「メモ」の中をぐるぐると探っている時に古いメモなんかを見返したりします。2015年8月

タイトルに「個人的ベスト5」とありました。なんだろう、と開いて見ると、テレビの仕事が来た時のメモでした。切り口として 「ナン以外で食べるインドカレーについて」なんてことを提案した形跡がありました。えーっと、オンエアになったんだっけ、どうだったっけ。
それ以外に括りなしではぴいさんの個人的ベスト5も教えてください、と言われて書き出したものがこれです。

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個人的ベスト5は、、、

*錦糸町 ベヌスサウスインディアンダイニング(南インド料理)
まさにそのまんまケララやコーチンの食堂の味がする素晴らしい店。東銀座のダルマサーガラの元シェフが一旦帰国ののち再来日、自店をもった。

*巣鴨 プルジャダイニング(ネパール料理)
ネパール料理店は数あれど、こんなにも家庭料理然としている料理は他にない。大変美味しいのだが料理以上にここの女性店主のプルジャさんの人柄で通ってしまう。

*幡ヶ谷 スパイス(洋食カレー)
洋食カレーには珍しい3つのカレーソースを作り分け。特に辛口のチキンカレーはあと引く味。盛りもすばらしい大盛り加減。合いがけ推奨。

*吉田カレー(欧風)
欧風なのだけど中華の手法を使ったりとおもしろい。味はピカイチ。常に進化を深める味追求の姿勢のシャイで繊細な若い店主が頼もしい。ハウスルール厳しいので注意。

*町田 アサノ(カツカレー)
カツカレー嫌いのわたしが東京で食べられるカツカレーはここと下北沢のぱんにゃ(松尾貴史さんの店)、銀座スイスだけ。さらさらのカレーと薄く揚げ焼きにした仕上げの正統派カットレットを乗せるこだわり。まったく素晴らしい。

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なんて書いていました。

なるべくバラバラのジャンルでなるべくみなさんが面白がってくれそうな、しかもきちんと美味しい店と自分で決めて選んだんだと記憶しています。

正直にいうとベストなんとかとかランキングとかってナンセンスだと思っています。
生まれも育ちも親も違う人に同じ味を投げかけて全員から美味しいなんてことが帰ってくるなんてさらさら思っていませんし。それにしてもやっぱり人目につきやすいのはベストなんとかなんですよね。日夜苦悩しながらそういうものと付き合っております。

結構大変なんだぞ。


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カレーコラム 第三世代のインド料理日本人シェフ台頭

日本人シェフが作るインド料理、インドカレーというジャンルがあると思います。
昔と違って今は柔軟な発想で、インド料理を現地そのままの調理をするのではなく、自分たちの土地と文化の流れの中にある食材や技法を使って独自のスタイルのスパイス料理を生み出す日本人シェフが増えてきました。
その中で第1世代目、2世代目、3世代目というインド料理を得意とする日本人シェフたちがいます。
日本におけるインドカレーの始まりは太平洋戦争終戦後と考えられます。
その中で1世代目は日本のインド料理の夜明けに立っていたシェフたちと考えます。戦後早々にスタートを切っている「アジャンタ」や「新宿中村屋」などで経験を積んだ日本人シェフたち。
その戦後の先頭に立っている銀座の「ナイルレストラン」では初代はインド人、代替わりした2代目はインド人と日本人両方の血を持つ立ち位置で独自のポジションを確立していますがやはり1世代目といってもいいと考えます。3世代目を見ていると特にそれを感じます。
またデリーはその創業ストーリーがまさに日本人が生み出したインドカレーということで間違いなくこの1世代目に入るといえます。

2世代目として主にアジャンタから独立したシェフたちと1世代目に影響を受けた層のシェフたちがいます。
アジャンタ卒業生はここに。
栃木益子町「けらら」山本シェフ。横浜能見台「ガネーシュ」石原シェフ(没/店は存続)、大分高田市「サルナート」瀬口シェフ。千葉検見川「シタール」増田シェフ。仙台「チットラ」今井シェフ。高幡不動「アンジュナ」藤井シェフ。埼玉北浦和「さらじゅ」小森シェフ(閉店)。「初台スパイス食堂 和魂印才たんどーる」塚本シェフ。千葉船橋「サールナート」小松崎シェフ。料理教室「サザンスパイス」渡辺先生。

他にも中核をなす、多くの影響を広く及ぼすシェフたちは多くいます。「スパイスカフェ」伊藤シェフ、ヘンドリクス」若林シェフ、「ケララの風Ⅱ」沼尻シェフ、、、特に伊藤シェフはインド料理、カレーから一定の距離を取るようなスタンスも見え隠れしていてその未来を想像するとワクワクしてしまいます。

3世代目は2世代目の店で修行した人、2世代の店のファン、フォロワーたちの出店でしょうか。本当に多くの自由な発想のお店とシェフが台頭してきています。その営業形態すら今までにないものもも多く、屋台スタイルの営業、昼間だけの間借り営業、パーティースタイルの不定期営業や料理教室の形をとっての食事会だったり。もちろん今まで通り、大きなリスクを背負って自分でお店を持つ方もいらっしゃいます。ただ、お店持つというスタイルのプロとアマチュアとの間で今までのジャンルわけでは区分できないスタイルを持つ若いシェフたちが増えてきているという事実があります。
その中で少しだけ心配なのは、接客やトラブル時の対応です。飲食店での現場のホール経験がないと大変だなあ、と思います。他ではなかなか勉強できる機会もないまま自分の看板を持つ方も多いと聞く昨今、そういうトラブルに巻き込まれた時に上手に切り抜けられるかが心配です。お客さんはプロ、アマという見方はしてくれません。お金を腹っていうんだからそのぶんの責任を果たせ、と言われます。そして理不尽な言動には毅然とした態度を見せなければいけないのもお店商売です。頑張って欲しいと強く思います。

それにしても代を重ねることにいい意味で正統派インド料理に足す、引くをセンス良くできるシェフたちが増えてきた、と感じています。素晴らしいことです。



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